ピッキオとは

ピッキオは国設軽井沢野鳥の森の自然を守り、環境教育しながら森のいきものを案内するネイチャーガイドの施設です。軽井沢星野エリアにあります。ピッキオの前身はエコツーリズムを提唱する創業者中西悟堂氏が発足した野鳥研究室。今はツキノワグマの保護管理や自然の調査を行いインタープリターとよばれるガイドさんが自然体験ツアーを開催していて、鳥の声を聞いただけで鳥の種類を言い当てられるほど豊富な知識を持つ名インタープリターさん揃いです。

国設軽井沢野鳥の森とは

1974年に指定された標高950mから1100mに位置する国設の野鳥の森。クリやカラマツなどが茂る約100haの敷地では約80種類の野鳥の他、ツキノワグマやニホンカモシカ、四季折々の野草など、多くの野生動植物が息づいています。ピッキオで双眼鏡を借りて色鮮やかなキビタキなどのバードウォッチングするのがおすすめ。

バードウォッチングに最適なシーズン

木々が芽吹く季節や夏季の新緑の森はもちろん、葉が落ち森の中の見通しがよい冬から春の11月下旬〜5月頃が野鳥がもっとも見えやすい季節だといわれます。4月下旬には東南アジアからの渡り鳥が飛来しその美しい鳴き声と姿を見ることができます。

せっかくなので、日本鳥類保護連盟が定める5月10日から5月16日までの一週間の「愛鳥週間(バードウィーク)」に国設軽井沢野鳥の森を訪れるのはいかがでしょうか。

ネイチャーガイド

インタープレターの案内で2時間かけて歩く自然観察の旅は野鳥の森入り口のピッキオビジターセンターから始まります。ここでで受付をし、持ってない方は双眼鏡や図鑑、クマよけ鈴のレンタル(無料)をレンタルしましょう。

どんぐり池へは、ケラ池から沢筋に剃って上り坂を歩くこと約20分。4〜11月は湧き水が流れ込む小さな池でヤマアカガエルのおたまじゃくしの成長過程が見られます。

どんぐり池近くには人気のキビタキが出没するバードウォッチングスポットのキビタキ広場が。森の中から、4月下旬に東南アジアから飛来するキビタキの声が聞こえることもあります。松やナラの木が茂る場所ではムササビやリスが松ぼっくりやどんぐりを食べたあと(食痕)が多く見られます。4〜11月に毎晩開催する「空飛ぶムササビウォッチング」では、夜行性のムササビが夕暮れの森に出かけていく姿を、ほぼ確実に見ることができます。

冬季は池が凍りつくほど寒くなるので(ケラ池はスケートリンクになります)平地よりも暖かい服装で、真夏でも秋口用のセーターを持参しましょう。また、舗装されていない道を歩くので、歩きやすい靴と厚地の靴下をおすすめします。

住所〒389-0194 長野県北佐久郡軽井沢町 星野 軽井沢野鳥の森ピッキオビジターセンター
電話番号0267-45-7777
営業時間4月〜9月 9:30〜17:00
10月〜3月 9:30〜16:00
休日無休
ウェブサイトhttps://picchio.co.jp